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 FF13をクリアしたので何か書きます。システムからストーリーまで書くつもりでしたが、書いてて疲れたので今回は戦闘システムに絞ります。戦闘システムはFF13の一番の見どころだと思うので、一番紹介したい所ですのでストーリー感想よりこっちの方が読んでほしいです。
 この記事にはストーリーのネタバレは無いです。

 一作違えば別ゲーのFFですが、今回のシステムはロールを組みわせて戦うと言う物でした、このシステムは結構な当たりだったと思います。戦闘中はスピーディに進み状況が目まぐるしく変わるので、作戦もコロコロ変えないとならないので、スピード感溢れる戦闘となります。やってる事は基本的に作戦を選んで○ボタンを連打してるだけなのですが、上手く作戦が噛み合うと不思議と爽快感があり非常に楽しかったです。
 FF12で少し控え目だった魔法などのエフェクトは、PS3に移行した事もあってか、かなりハデです。演出が綺麗であって困る事はそんなにないので、綺麗なのに越したことはないです。
 通常戦闘曲は今までのFFシリーズと毛色が違いますが、今回の戦闘にピッタリだったと思いますし、個人的にはシリーズ中の通常戦闘曲の中でも1位と言っても良いくらいです。

 映像、BGM、楽しさが上手い具合に噛み合って素晴らしいものでした。RPGとしては新しい試みでしたが、ゲームとしては正当な進化だと思います。

 以上べた褒めしましたが、残念ながら、不満点もしっかりあります。一番褒めたシステムですが、ゲームを遊んで楽しむだけなら最高峰だと思いますが、ゲームを突き詰めて楽しむには、少し所ではなく非常に弱いです。

 作戦を決めて戦闘をするのですが、その作戦が結構大雑把なのです。攻撃をする、魔法を使う、補助をする等プレイヤーが決められるのはこの程度です。何が困るのかと言うと、キャラクターにプロテスを使ってほしいので、補助魔法を頼みますが、何の補助魔法を使ってくれるかは選ぶことができません。ある程度AIが考えて、魔法が強いボスだからシェルから使う等のことはしてくれますが、AIの思考なんて高が知れます。プレイヤーが実戦で考える事と同じ事をAIは考えてくれないので、強敵との作戦を突き詰めて完璧な試合運びを目指す事ができないのです。FF12のガンビットの様に細かく行動の優先順位を決められれば比の打ちどころは無かったのですが…。
 映像もハデで綺麗な方が良いみたいな事を書きましたが、カメラワークに難ありで上級魔法を使うとその魔法にカメラが寄るので、上級魔法を使うと状況が分かりにくくなります。
 クロノトリガーでも良く思う事ですが、キャラの位置を動かせないのはもどかしいです。キャラ一人に囮になってもらい、集団の敵からの攻撃を集中させたり、敵の必殺の大ダメージの攻撃を受けてもうことができるのですが、キャラの位置を動かせないので、攻撃担当のキャラが囮のキャラに近づき巻き添えく喰らう事が多々ありました。

 そんな訳で楽しめるが、あまり奥が深くなく完成度が低いと思いました。試み自体は大成功だと思うので、後少しの所が惜しかったです。
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